介護に正解はないのだ

介護分野で勤務し23年。自宅で介護をしている方や介護職員のみなさんに、役に立つ情報を発信していきま~す。

介護保険

寝たきりになっても、自宅で入浴できる。

自分では体が動かせなくても、自宅で入浴することができる。 加齢や病気が原因で、寝たきりになってしまっても、最後まで自宅での生活を希望している人がいます。 たとえ、自分で体を動かせなくても、自宅で入浴することは可能です。 一歩も外に出なくて汗を…

床からの立ち上がりが困難になったら。

日本人は畳が好き。 若いときはフローリングのお部屋にあこがれたものですが、年を重ねてくると、やはり畳がある和室は落ち着きます。 高齢になったら、「イスとテーブルの生活にしたほうがいい。」とよく耳にしますが、これから寒くなる季節、コタツであた…

新型コロナウィルスによる利用者の介護保険負担増

新型コロナウィルスの感染予防 新型コロナウィルスの感染予防のため、介護施設やディサービスなどの介護事業所では、消毒液やマスクなどの消耗が増えています。 もちろん、新型コロナウィルスが流行する以前にも、さまざまなウィルスの感染予防のために、消…

訪問看護の利用の仕方

訪問看護はどのような人が利用できるのか 訪問看護のサービスは、病気や障害のある方が利用できます。 医療保険、介護保険のどちらでもサービスを受けることはできますが、介護保険の認定を受けている人は、介護保険が優先となります。 ただし、介護保険の認…

ヘルパーさんはいろいろな人が家に来る。

こんにちは、ハルです。 1人暮らしで家事などをすることが困難になった方の中には、定期的にヘルパーさんにきてもらっている人がいると思います。 また、家族と一緒に住んでいても、入浴介助やオムツ交換の介助のために、ヘルパーさんを利用している人もい…

訪問リハビリ

どんな人が訪問リハビリを利用できるのか 介護保険での訪問リハビリの対象者は、指定居宅サービスに要する費用の額の算定に関する基準において、 「通院が困難な者に対して、指定訪問リハビリテーション事業所の理学療法士、作業療法士又は言語聴覚士が、計…

玄関の上がり框(あがりかまち)の上がり降りが困難になったら。

段差を解消しよう。 こんにちは、ハルです。 日本の家屋は、玄関の上がり框の高さが30cmくらいある家が多いですね。 若い時はなんでもなかったその30cmの段差が、高齢になると1人では上がり降りできなくなることがあります。 玄関に取り付けた手すりに…

運動型のディサービスを体験してきました。

増えている運動型ディサービス 今日、運動型ディサービスでスリングというものを使って運動を体験してきました。 レッドコードと呼んでいるディサービスもありますね。 天井から吊り下げられた2本の紐の先が輪になっていて、そこに両手でつかまって上肢の運…

障害福祉の重度訪問介護

重度訪問介護とは 「重度訪問介護」とは、重度の肢体不自由または重度の知的障害もしくは精神障害があり、常に介護が必要な人に対して、ヘルパーさんが自宅を訪問し、入浴・排泄・食事などの介護や調理・洗濯・掃除の家事など生活全般にわたる援助や、外出時…

ケアマネ難民

ケアマネジャーが不足しています。 こんにちは、ハルです。 ケアマネジャーの資格取得を目指して勉強しているみなさん、合格したらぜひ地域の居宅介護支援事業所に入職して、ケアマネジャーのお仕事をしてください。 最近はケアマネジャーの試験を受ける人が…

介護保険の住宅改修

介護保険を利用して住宅改修ができます。 介護保険の認定を受けている方が自宅で自立した生活が送れるように、廊下に手すりを付けたり、段差を解消するなどの工事費が20万円まで介護保険で利用できます。 介護保険でできる住宅改修の工事は? すべての工事…

電動カート・電動車イス

電動カートとは 先日、ホームセンターに高齢のご夫婦がそれぞれ電動カートに乗って買い物に来ている姿を見かけました。 こんな感じの電動カートを仲良く乗っていました。 さっそうと電動カートから降りる姿が、なんか生き生きしていて、かっこいいご夫婦だっ…

不公平に思う事。

介護施設に入所することに不公平なことがある 年金が少ない皆さん、将来介護が必要になったとき施設に入れるか心配ですよね。 でも、安心してください。 介護保険では「介護保険負担限度額認定」があり、収入の少ない人は申請することにより、食事代と部屋代…

介護保険料の負担が多い時

介護保険の負担には上限額がある 介護保険の1ケ月の利用者負担が上限額を超えたときには、市区町村に「高額介護サービス費等支給申請書」を提出することにより、あとから超えた分が戻ってきます。 非課税世帯であれば1ケ月24,600円、年金80万円以下であ…

小規模多機能型居宅介護

小規模多機能型居宅介護とは 小規模多機能型居宅介護とは、自宅で生活している介護保険の認定を受けている人が「通い」のディサービスの利用を中心に、「宿泊」「訪問」のサービスを組み合わせて利用することで、住み慣れた地域で自宅での生活を継続できるよ…

介護保険の区分変更のメリットとデメリット

介護保険の区分変更はどういうときに申請するのか 介護保険を申請すると、認定調査を受けてからしばらくすると介護保険証が自宅に届けられてきます。 介護保険証には、介護度や有効期間が記載されています。 介護保険の認定の結果で、利用できる介護サービス…

住所地特例って聞いたことあるような、ないような

住所地特例とは 介護保険では原則として、自分の住んでいる住所地の市区町村が保険者となります。 しかし、この原則通り運用すると、介護保険施設が多い市区町村は介護保険給付費が膨れ上がり、財政を圧迫することになります。介護保険施設の少ない市区町村…

認定調査はどうやって行われるのか

認定調査とは 介護保険を利用するには、市区町村に申請をしてから認定調査を受ける必要があります。 申請を受けた市区町村では、市の職員または市から委託を受けた訪問調査員が、自宅や病院、施設などへ伺って調査することになります。 調査項目は全国統一に…

介護保険で買えるもの

介護保険では福祉用具を購入できるか 介護保険の福祉用具は、レンタル出来るものと購入できるものがあります。 購入できるものは、 ①腰掛け便座 ②自動排泄処理装置の交換可能部分 ③入浴補助用具 ④簡易浴槽 ⑤移動用リフトのつり具です。 都道府県の指定を受け…

ショートステイの利用の仕方

ショートステイってどんなところ? 介護保険のショートステイは短期入所生活介護と短期入所療養介護があります。 短期入所生活介護は介護老人福祉施設などに短期間入所して、食事、入浴、排せつなどの日常生活上の支援などが受けられます。 これに対し短期入…

ディサービスの選び方

ディサービスってどんなところ? 介護保険の施設に通って利用するサービスには通所介護(ディサービス)と通所リハビリテーション(ディケア)があります。 ディサービスは通所介護施設で、食事や入浴などの日常生活上の支援や、生活行為向上のための支援を…

介護用ベットのいろいろ

介護用ベットってどんなベット? 介護用ベットとは、起き上がりや立ち上がりを補助する機能を備えた特殊寝台(電動ベット)のことです。 下肢筋力が低下した方などの自立支援や、ベット上での介護、車イスやリフトへの移乗などの介護をする人の負担を軽減し…

介護保険料

介護保険はどういう人が申請できるのか。 介護保険は65歳以上の人であれば、介護が必要になった病気や原因に関わらず、申請して認定調査を行い、要介護認定や要支援認定を受ければ利用することができます。 では、40歳から64歳の人はというと、「要介…

介護保険負担限度額認定証

介護保険負担限度額認定の有効期間がもうすぐ切れます。 介護保険の施設に入所している非課税世帯の皆さん、「介護保険負担限度額認定」の申請はお済みですか? 7/31で有効期間が切れますよ。 ポイント! 介護保険負担限度額認定証があると、特養(特別養護…

車イスの選び方

こんにちは。ハルです。 車イスにはいいろいろなタイプの商品があります。 車イスには自分で操作する自走用車イスと介助者に押してもらう介助用車イスがあります。 これが自走用車イス。タイヤの外側に自分の手で回せるように輪がついていますね。 介助用車…

介護保険負担割合証

介護保険を利用している皆さん、今月一杯で介護保険負担割合証の期限が切れますよ。 新しい介護保険負担割合証が届いたら、ケアマネジャーやサービス事業所、施設の相談員などに提示しましょう。 介護保険はご利用者の収入により「1割負担」「2割負担」「…