今年の4月は全国的に暑く、10年に1度の春の暑さと言われています。
先日、1人暮らしの利用者さん(97歳)を訪ねたところ、全国的に気温が25℃を超えて初夏の陽気だというのに、上衣の下に冬用のラクダのシャツを着ていました。
「暑くないのですか?」
本人は暑くないそう。
日本家屋の家ですから、屋外よりは涼しいとは思うけれど、さすがに着すぎでしょ。
同じ日に室内でダウンジャケットを着ている高齢男性(92歳)の方もいました。
2人とも年相応の物忘れはありますが、認知症の症状はありません。
高齢になると暑さ、寒さが感じにくくなるようです。
1人暮らしのたみ子さん(仮名)90歳
たみ子さんは、一軒家に住んでいます。
数年前にご主人を亡くし、今は1人暮らしとなりました。
たみ子さんも普段からかなりの厚着をしています。
息子さんが大きな文字の温度計を2つ、プレゼントしてくれました。
息子さんからもらった温度計は、台所とリビングの見やすい場所に設置。
寝室と仏壇がある和室には、昔ながらの温度計が置いてありました。
暑いのかよく分からないから、ちょくちょく温度計を確認しているよ。
ディサービスを利用している利用者さんは、発熱があると利用できない場合があります。
感染症が疑われるためです。
しかし厚着をしてしまい、ただのこもり熱の場合も少なくありません。
高齢者の方は、温度計を上手に活用しましょう。