ケアマネジャーが不足しています。
こんにちは、ハルです。
ケアマネジャーの資格取得を目指して勉強しているみなさん、合格したらぜひ地域の居宅介護支援事業所に入職して、ケアマネジャーのお仕事をしてください。
最近はケアマネジャーの試験を受ける人が減っています。
全国のケアマネジャーの試験、第20回(平成29年度)の受験者数は131,560人に対し、第21回(平成30年度)の受験者数は49,332人、第22回(令和元年度)の受験者数は41,049人で、この2年間は受験者数がとても減っています。
全国の合格者は第20回(平成29年度)は28,223人だったのに対し、第21回(平成30年度)の合格者は4,990人、第22回(令和元年度)の合格者は8,018人です。
介護保険制度ができたころにケアマネジャーの資格を取得した人たちは、だんだん定年などを迎えて引退していくのに、新しくケアマネジャーになってくれる人材が少ない。
これに反して、介護保険を利用する高齢者の方は年々増加しています。
ではこの事実によって何が起こるか。
ケアマネジャーが担当してくれなくて困っている人がいるのです。
どこの居宅介護支援事業所に電話しても断られてしまう。
いわゆるケアマネ難民となってしまうのです。
ケアマネジャーが誰も担当してくれなかったら、誰がケアプランを作ってくれるの?
なぜケアマネジャーの仕事に就く人が減っているのか。
なぜこの2年間、ケアマネジャーの試験を受ける人が減っているのか。
たぶん、介護職員の処遇が見直され、特定処遇改善加算ができたことで、ケアマネジャーより介護職員のほうが給料がいいという事実があるからではないかと思います。
先日、ケアマネジャーの資格をもっている介護職員に、ケアマネジャーをやらないかと聞いたところ、「給料が下がっちゃうから嫌です。」と言われました。
介護職員でケアマネジャーの資格がある人は、わりと周りに何人もいるけれど、きっと同じような考えなんだろうなあ。
厚労省のエライ人たちにお願いです。
ケアマネジャーの処遇ももう少しアップしてください。