介護に正解はないのだ

介護分野で勤務し23年。自宅で介護をしている方や介護職員のみなさんに、役に立つ情報を発信していきま~す。

車イスの選び方

こんにちは。ハルです。

車イスにはいいろいろなタイプの商品があります。

車イスには自分で操作する自走用車イスと介助者に押してもらう介助用車イスがあります。

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f:id:haru-mm:20200717133835j:plainこれが自走用車イス。タイヤの外側に自分の手で回せるように輪がついていますね。

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介助用車イスはタイヤの外側に輪がついていないので、自分で動かすには向きませんね。手が汚れてしまいます。

介助用車イスでも足を乗せる部分を開いて、足を使って自分で移動する人もいます。

もし、車イスを購入する場合は自分で操作するかしないか検討してから買いましょう。

車イス購入の場合は、残念ながら介護保険は使えません。

車イスは、介護保険で買えないのかい?

そうなんです。介護保険での福祉用具については、購入対象のものとレンタル対象のものが決められているのですよ。

私としては、介護保険を利用している人は、レンタルがお勧めです。

必要に応じて変更できるし、場合によってはリクライニング型の車イスが必要になってくる事もありますから。

介護保険では原則、要介護2以上に認定されている人が車イスのレンタルが可能となっています。

しかし、自分では歩行できず、要支援1・2、要介護1と認定されている人でも、車イスがないと生活できない人がいます。

その場合は、市(区)役所に「軽度者の福祉用具貸与に係る確認申請書」を提出し、認められれば介護保険で車イスのレンタルができます。

ケアマネジャーに相談しましょう。

最近では自費の車イスでも800円程度でレンタルしてくれる福祉用具事業所もあるので、標準の車イスでよければ自費レンタルでもよいでしょう。