介護に正解はないのだ

介護分野で勤務し20年。自宅で介護をしている方や介護職員のみなさんに、役に立つ情報を発信していきま~す。

介護

自宅でのお看取り。訪問看護師によるエンゼルケア。

エンゼルケアとは。 エンゼルケアとは人が亡くなったあとに清拭、着替え、化粧などをする死後の処置のことを言います。 医療器具を外した後の手当ても行います。 エンゼルケアは、故人の尊厳を守るためでもありますが、遺族のケアのためにも大切です。 キレ…

認知症の人が見えるもの。

認知症が進むと、見えないものが見えることがある。 認知症とは、一度正常に発達した認知機能が後天的な脳の障害によって持続的に低下し、日常生活に支障をきたすようになった状態を指します。 軽度の認知症から重度の認知症の方、症状はさまざまです。 日本…

認知症の利用者さんが暴力をふるう。

認知症が進行し、暴力をふるうようになった利用者さんへの対応。 認知症の利用者さんには、いろいろなタイプの方がいます。 なんども同じ話をする人。 徘徊して家に帰れなくなる人。 食事をしたことを忘れてしまう人。 物盗られ妄想のある人。 家族のことも…

親の介護が必要になったら。

親の介護 自分の親は、いつまでも元気でいてほしいものです。 親の介護が必要になったら、まず何をすればよいでしょうか。 身体の状態にもよりますが、介護が必要な状態であればすぐに介護保険を申請しましょう。 介護保険は、申請してから結果がでるまで1…

HAL体験

サイバーダインの「HAL」を体験。 CYBERDYNE株式会社というと、ロボット開発というイメージがあります。 HAL腰タイプ自立支援は、足腰の弱った方の体幹・下肢の運動をアシストする装着型サイボーグです。 装着して体幹動作や立ち座り動作を繰り…

高齢の親と世帯を分けるということ。

世帯とは 世帯とは、住居及び生計を共にする者の集まり又は独立して住居を維持し、若しくは独立して生計を営む単身者をいう。(厚生労働省の用語の説明より) 子供のうちは、当然のように親と同じ世帯になっていると思います。 成人後も親と一緒に住んでいる…

11月11日は介護の日

介護の日 厚労省は、利用者、家族、介護従事者、それらを取り巻く地域社会における支え合いや交流を促進する観点から、高齢者や障害者などに対する介護に関し、国民への啓発を重点的に実施するための日として11月11日を「介護の日」と決めました。 「介護の…

親の老後の世話

親の介護は誰がするべきか 誰でも年をとれば、人の助けが必要になってきます。 親が年をとり、施設に入るほどではないけれど、お世話が必要になってきたときに、誰がお世話をするべきでしょうか? 戦前は家督制度というものがあり、長男が財産をすべて受け継…

自宅で看取るということ

自宅での看取り こんちには、ハルです。 みなさんは、介護している自分の親を自宅で看取ることができますか? 病院で亡くなる方も多いですよね。 死期が近づいてきたときの判断は迷います。 前もって、いざという時にはどうするか家族で話し合っておきましょ…

意思伝達装置について

意思伝達装置とは こんにちは。ハルです。 意思伝達装置は言葉が話せなくなり、自分で字を書くことも難しくなってきたときに使用します。 あいうえお表を用いた簡易なボードから、パソコンを使用したものがあります。 有名なところでは、日立製の「伝の心」…

熱中症にならないために

熱中症の予防をしよう こんにちは、ハルです。 毎日、暑い日が続きますね。 新聞を見ると、熱中症で救急搬送される方や、亡くなっている高齢者の方が増えています。 夜でも、気温が高い時にはエアコンを付けましょう。 高齢者の中には、電気代がもったいない…

カンファレンス

カンファレンスとは 「カンファレンス」とは、「会議」や「協議会」などの意味です。 ビジネスシーンでは、「経営カンファレンス」などのように、会議を意味する言葉として使われています。 「カンファレンス」は、ビジネスシーンだけではなく、医療やスポー…

親の介護は自宅か施設か

自分の親が介護が必要になったとき、あなたはどうしますか? 核家族が多い現代、親と一緒に暮らしている人は少ないでしょうから、親の介護が必要になれば、自分の家に引き取って介護するか、施設を捜して入所するかという選択肢をせまられることもあるでしょ…

介護が必要になった時、誰に相談すればいいの?

介護のことは誰に相談するのか? 介護が必要になった時、誰に相談すればいいの? そんな悩みにお答えします。 医療ソーシャルワーカー 入院中であれば、病院には医療ソーシャルワーカーがいます。 医療ソーシャルワーカーはほとんどの人が社会福祉士の資格を…

リハビリパンツの使い方

トイレの失敗が続いたら 年を取れば誰だってトイレが近くなったり、ちょっと失敗してしまうことがあると思います。 100歳になっても失禁しない人もいれば、40代でも時々漏れてしまう人もいるでしょう。 失禁が心配で外出できない高齢者の方もいます。 …

介護にはどんな選択でも正解はない。

介護の仕事をして20年 20年前にヘルパー2級の資格を取得し、初めて介護の仕事に就いた時、ちょうど介護保険制度がはじまった年でした。 当時、ただの介護職員だった私は、介護保険制度についてはまったく無知で、たのしく高齢者の介護をしていました。 その…