介護に正解はないのだ

介護分野で勤務し23年。自宅で介護をしている方や介護職員のみなさんに、役に立つ情報を発信していきま~す。

高齢者

救急車を呼ぶということ。

救急車を呼ぶとき 消防庁の調べでは、救急車の利用の約半数は軽症だとされています。 この軽症の人は、救急車の必要はなく、自力で受診が可能な人たちです。 しかし、突然の重い病気やひどいケガをした人に、応急手当を行い適切な医療機関へ搬送するのが、救…

寝たきりになっても、自宅で入浴できる。

自分では体が動かせなくても、自宅で入浴することができる。 加齢や病気が原因で、寝たきりになってしまっても、最後まで自宅での生活を希望している人がいます。 たとえ、自分で体を動かせなくても、自宅で入浴することは可能です。 一歩も外に出なくて汗を…

床からの立ち上がりが困難になったら。

日本人は畳が好き。 若いときはフローリングのお部屋にあこがれたものですが、年を重ねてくると、やはり畳がある和室は落ち着きます。 高齢になったら、「イスとテーブルの生活にしたほうがいい。」とよく耳にしますが、これから寒くなる季節、コタツであた…

高齢になったら、運転免許証はいつ返納すればいいの?

75歳以上の高齢者は運転免許証の更新時に、認知機能検査を受けなければならない。 運転免許証の更新期間が満了する日の年齢が、75歳以上の人は、高齢者講習の前に認知機能検査を受けなければいけません。 認知機能検査は、運転免許証の更新期間が満了する日…

高齢者に対する「虐待」と「虐待疑い」

高齢者虐待とは 高齢者の虐待は、「高齢者虐待防止法」で養護者(ご家族など)や養介護施設の従事者などによる、高齢者(65歳以上)に対する虐待と定義されています。 高齢者に対する虐待は、分かりやすいものでは身体的虐待があり、殴ったり蹴ったりした場…

骨粗鬆症になると・・・

人間の骨は、<溶かして壊す ⇔ 新しく作る>を繰り返している。 私たち人間の骨は、骨吸収(溶かして壊されること)と骨形成(新たに作られること)を繰り返し行っています。 このバランスが壊れ、骨がスカスカになっていく病気を骨粗鬆症といいます。 骨粗…

年をとってもおしゃれがしたい。

おばあちゃんになっても、キレイでいたい。 年をとっても、おしゃれをして若々しくいたいですよね。 女性なら、誰でも実年齢より若く見られたいものです。 白髪が少しずつ生えてきて、目じりのシワが増えてくる。 中には薄毛に悩む女性もいます。 髪の毛を、…

高齢になると耳の聞こえが悪くなる。耳の聞こえが悪くなったらどうしたらいいの?

高齢者は耳の聞こえが悪い人が多い。 こどもの頃、8時だよ全員集合というテレビ番組で、志村けんさんがおばあちゃんの恰好に扮し、「あ~?なんだって~?」とやっていました。 大げさだなあと思っていましたが、お年寄りは本当に耳の聞こえが悪い人が多いで…

自分の親の高齢化には気づけず。

自分の親はいつまでも元気だと思っていた。 こんにちは、ハルです。 先日、妹から「お母さんが、最近コロナの影響で体操に行けないみたい。なんか利用できるサービスはないのかしら。」と連絡がありました。 これまでは、自治体のサービスで60代~70代くらい…

介護施設に入所しても、お寿司は食べられる?

介護施設ではお寿司は食べられるの? 日本人はお刺身やお寿司が大好きです。 自宅では毎日お刺身を食べるという高齢者の方もいます。 しかし、自宅での生活が困難になり、介護施設に入所が決まると、もうお刺身などの生ものが食べられなくなるかもしれません…

親の老後の世話

親の介護は誰がするべきか 誰でも年をとれば、人の助けが必要になってきます。 親が年をとり、施設に入るほどではないけれど、お世話が必要になってきたときに、誰がお世話をするべきでしょうか? 戦前は家督制度というものがあり、長男が財産をすべて受け継…

玄関の上がり框(あがりかまち)の上がり降りが困難になったら。

段差を解消しよう。 こんにちは、ハルです。 日本の家屋は、玄関の上がり框の高さが30cmくらいある家が多いですね。 若い時はなんでもなかったその30cmの段差が、高齢になると1人では上がり降りできなくなることがあります。 玄関に取り付けた手すりに…

おいしいものを食べるため。

いつまでもおいしいものを食べたい こんにちは、ハルです。 私は食べることが大好き。 おばあちゃんになっても、おいしいものをたくさん食べたいと思っています。 そのために2ケ月に1回、歯科医院に通って歯のお掃除をしてもらっています。 今は歯科治療の…

飼えない数を飼ってはいけ~ない♬ニャー

ペットを飼っている家が多い。 日本では約25%の割合でペットを飼っているおウチがあります。 4軒に1軒の割合ですね。 飼っているペットは犬や猫が多いです。 特に高齢者は、散歩の必要がないニャンコを飼っている人が多いと思います。 動物をなでたりするこ…

緊急時、1人暮らしでも安心の対策をしましょう。

日本人の1人暮らしは増えている。 1人暮らしは心細いですよね。 日本は全人口のうち2015年には7人に1人が単身世帯という結果がでていますが、2025年には6人に1人が単身世帯になると予想されています。 若い世代の1人暮らしは減り50歳以上の人、特に70代・8…

障害福祉の重度訪問介護

重度訪問介護とは 「重度訪問介護」とは、重度の肢体不自由または重度の知的障害もしくは精神障害があり、常に介護が必要な人に対して、ヘルパーさんが自宅を訪問し、入浴・排泄・食事などの介護や調理・洗濯・掃除の家事など生活全般にわたる援助や、外出時…

高齢者虐待を見つけたら

通報する勇気 もし、近所の高齢者が虐待を受けている事実を知ったら、あなたはどうしますか? あきらかに虐待を受けていると思ったら、迷わず地域の市区町村の高齢福祉課か地域包括支援センターに通報しましょう。 通報した人の名前は伏せて、きちんと調査し…

自宅で看取るということ

自宅での看取り こんちには、ハルです。 みなさんは、介護している自分の親を自宅で看取ることができますか? 病院で亡くなる方も多いですよね。 死期が近づいてきたときの判断は迷います。 前もって、いざという時にはどうするか家族で話し合っておきましょ…

熱中症にならないために

熱中症の予防をしよう こんにちは、ハルです。 毎日、暑い日が続きますね。 新聞を見ると、熱中症で救急搬送される方や、亡くなっている高齢者の方が増えています。 夜でも、気温が高い時にはエアコンを付けましょう。 高齢者の中には、電気代がもったいない…

ちょっとのこと・・・

ほんのちょっとのことができなくなる こんちにはハルです。 高齢になると今までできたことができなくなってしまうことがあります。 電球や蛍光灯の交換。 電気の傘の掃除。 タンスの上の掃除や、食器棚の一番上の物をとる事。 ちょっとしたことではあるけれ…

認知症

大切な人が認知症になっても こんにちは。ハルです。 もし、あなたの大切な人が認知症になったら今までと同じように接することができますか? 認知症には大きく分けてアルツマー型認知症とレビー小体型認知症、血管性認知症があります。 アルツハイマー型認…

リハビリパンツの使い方

トイレの失敗が続いたら 年を取れば誰だってトイレが近くなったり、ちょっと失敗してしまうことがあると思います。 100歳になっても失禁しない人もいれば、40代でも時々漏れてしまう人もいるでしょう。 失禁が心配で外出できない高齢者の方もいます。 …

配食サービス

自分で食事が作れなくなったら。 こんにちは。ハルです。 毎日の食事作り、大変ですよね。 高齢になると、もっと面倒になります・・・ 面倒なだけではなく、調理の手順が分からなくなってしまう場合や、ガスの消し忘れも心配です。 そんな時には、配食サービ…

介護タクシーの使い方

公共交通機関の利用に不安を感じたら、介護タクシーを使おう。 病院が好きな人はいないでしょうが、定期的に受診する必要のある人はいますよね。 救急車で運ばれるような大ケガや意識のない状況などでない限り、慢性の病気であれば病院まで行き ⇒ 外来の窓口…