介護に正解はないのだ

介護分野で勤務し20年。自宅で介護をしている方や介護職員のみなさんに、役に立つ情報を発信していきま~す。

自分の親の高齢化には気づけず。

自分の親はいつまでも元気だと思っていた。

こんにちは、ハルです。

先日、妹から「お母さんが、最近コロナの影響で体操に行けないみたい。なんか利用できるサービスはないのかしら。」と連絡がありました。

これまでは、自治体のサービスで60代~70代くらいの人が利用する体操教室に参加していました。

そういえば、母は今年80歳の傘寿を迎えたのだった。

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介護保険を申請するまでではないけれど、最近歩くときにはヨロヨロだし、お母さんも年を取ったんだなぁ。

仕事では毎日高齢者を見ているのに、自分の親のこととなると、まだまだ介護なんて先の事だと思っていました。

とても、元気なような気がしていたのです。 

妹に言われて、母が住んでいる地域にある「地域包括支援センター」に相談しました。

さっそくその日の午後に、地域包括支援センターの方が実家に来てくれて、「介護保険の申請は結果がでるまで1ケ月ほどかかりますが、総合事業は1週間ほどで許可がでますよ。」

と言ってもらえました。

基本チェックリストなど簡単な質問に答えて、総合事業に申し込みをしました。

介護予防・生活支援サービス事業

母が利用することになったのは、介護予防・生活支援サービス事業といって、平成29年4月から開始となった事業です。

この事業は、高齢者がいつまでも住み慣れた地域で自立した生活を送れるよう、地域の支えあいで高齢者を支援する取り組みです。

介護保険を申請しなくても、訪問型サービスと通所型サービスの利用が可能です。

ポイント! 介護予防・生活支援サービス事業は、基本チェックリストの結果で介護保険を申請しなくても、ヘルパーさんとディサービスの利用ができる。

 また、要支援1,要支援2の人も利用が可能なサービスとなっています。 

地域包括支援センターの方が、すぐに手配をしてくれて、相談した翌日にディサービスの体験をすることになりました。

体験当日はディサービスで送迎してくれるそうです。

今回のディサービス体験は、10時~15時なので昼食がでます。

体験時には昼食代の660円を持ってくるように言われました。

体験利用から帰ってきた頃に母に電話をしました。 

ディサービスは楽しかった?

とっても楽しかったよ。みんなと歌を歌ったり体操をしたの。それに食事がとてもおいしいんだよ。

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母はすっかり喜んで、ディサービスに毎週行きたいというではないですか。

来週、地域包括支援センターの方がケアマネジャーを連れてきてくれるということです。

20年も高齢者とかかわる仕事をしてきている私でも、自分の親のことは妹に言われるまで気がつきませんでした。