意思伝達装置とは
こんにちは。ハルです。
意思伝達装置は言葉が話せなくなり、自分で字を書くことも難しくなってきたときに使用します。
あいうえお表を用いた簡易なボードから、パソコンを使用したものがあります。
有名なところでは、日立製の「伝の心」ですね。
この「伝の心」、本体価格が45万円もします。高いですねぇ。
しかし、申請をすることで受けられる補助があります。
補助の対象者は?
対象となる方は、両上下肢機能障害及び音声・言語機能障害者の方です。
重度の両上下肢及び音声・言語機能の障害により意思の表出を行うことができない方になりますね。
ただし、筋萎縮性側索硬化症(ALS)などの進行性の病気の場合は、判定時の身体状況が必ずしも支給要件に達していない場合であっても、急速な進行により支給要件を満たすことが確実と診断された場合には、早期支給される場合もあります。
難病である脊髄小脳変性症のゆう子さん(仮名)62歳。
ゆう子さんの病気が進行し、言葉が出にくくなりました。
あいうえお表のボードを使用して、なんとか指で簡単な意思を伝えられる状況です。
息子さんがネットで調べ、パナソニック製の意思伝達装置レッツチャットを購入することになりました。(レッツチャットは2019年7月に製造中止となりました。)
本体価格168,000円。高い・・・
調べると、障害者の補装具支給申請の中の重度障害者用意思伝達装置の申請をすれば補助が受けられそうです。
パナソニックの代理店で見積書を依頼し、さっそく市役所へ相談に行きました。
市役所の人が言うには、県が窓口になっているとの事。
医師の診断書などの申請書類をそろえて申請しました。
書類をそろえるだけでも大変な作業です。
申請してしばらくすると、県の職員2人がゆう子さんの自宅での様子を確認にきました。
そして、やっと補助金がでたのが、申請してから約半年後。
どうしてお役人のやることはこんなに遅いのかねえ。
進行性の病気なのよ。
補助金がでるころには、病気が進行して思ったようにレッツチャットを使いこなすことはできませんでした。