介護のことは誰に相談するのか?
介護が必要になった時、誰に相談すればいいの?
そんな悩みにお答えします。
医療ソーシャルワーカー
入院中であれば、病院には医療ソーシャルワーカーがいます。
医療ソーシャルワーカーはほとんどの人が社会福祉士の資格を有し、介護に関してはもちろんですが、福祉の制度にも精通しています。
「退院後の介護にかかるお金が心配。」
「身体障害者手帳はどうすればいいの?」
「自宅で生活するのは不安。何か利用できる制度はある?」
など福祉制度に関する様々な相談にのってくれる強い味方です。
ケアマネジャーの紹介や施設入所にも力になってくれます。また、治療が終わっても病院で療養する必要のある人には、療養病床のある病院への転院先も紹介してくれます。
自宅で生活している人が、加齢と共に下肢筋力が衰え、介護が必要になった時には、まず介護申請をしましょう。
65歳以上であれば、介護の要因となった病気に関係なく介護申請ができます。40歳以上の人であれば、老化に起因する病気が原因であれば、介護保険が利用できます。
民生委員
自分で申請できない人は、民生委員さんに相談しても良いですし、地域包括支援センターに相談してもよいでしょう。
民生委員さんは地域包括支援センターと強いパイプを持っていますから、頼りになります。
地域包括支援センター
地域包括支援センターでは、介護認定を受けた要支援1、要支援2の利用者さんの担当をするケアマネジャーの他、社会福祉士や保健師が常駐し、さまざまな相談に対応しています。
「成年後見人はどうやって申請するの?」
「隣の家のおばあちゃんが虐待にあってるみたいなんだけど・・・」
「ボランティアしたいけど、どうすればいい?」
など、広く相談を受け付け対応できる窓口につないでくれます。
ケアマネジャー
市区町村の介護保険の窓口で、ケアマネジャーが所属する居宅介護支援事業所の一覧表をもらい自分で居宅介護支援事業所に電話をして、ケアマネジャーに介護保険の申請を代行してもらうことも可能です。
運よく、一覧表からいいケアマネジャーさんが担当してくれることになったら、介護に必要な事はケアマネジャーに相談しましょう。
ケアマネジャーは介護に関する専門家です。
しかしながら、新人ケアマネジャーや地域の実情に詳しくないケアマネジャー、自分のプランを押し付けてくるケアマネジャーなどいろいろなケアマネジャーが存在するのが現実です。
ケママネジャーは毎月1回自宅を訪問することになっていますから、頼りになるケアマネジャーと信頼関係が築ければ介護に関しては鬼に金棒です。
もし、最初に担当したケアマネジャーがどうにも頼りにならない時には、利用者さんの一存でケアマネジャーを代えていいのですよ。
皆さん、ケアマネジャーに遠慮してかよっぽどのことがない限り、自分から「ケアマネジャー交代して。」とは言いにくいでしょうが、ケアマネジャーを選ぶのは利用者さんのじ・ゆ・うですから~