株取引をしている高齢者の生活。
若い人は今は株取引はネットで行いますよね。
最近は、ネット証券会社もたくさんあり、パソコンやスマホを使って株取引をすることが主流となってきました。
しかし、高齢者は違います。
いちいち証券会社に電話をして株取引をします。
高齢者でも、パソコンを使って株取引をしている人もいますが、私の周りでは大多数の高齢者が電話で注文をしています。
そのため、証券会社の営業マンから、「この商品は今が買いですよ。」「この国はこれから伸びていきますから買っておいた方がいいですよ。」などなどうまい事を言われてなんども取引をしている高齢者の人がいます。
証券会社の営業マンは、取引してもらった時の手数料が自分の売り上げですから、お客さんにはできる限りたくさんの取引をしてもらいたいと思っています。
株の売買は、ネットで取引する場合に比べ、証券会社の窓口で取引する方が、手数料が高くなります。
証券会社の本支店で取引すると、最低でも5,000円ほどの手数料が取られますし、大きく取引すれば、約定代金の1%くらいは手数料として支払う必要があるでしょう。
証券会社からすれば、大きな金額をなんども取引してくれるお客様が必要なのです。
毎日証券会社の人から電話があるんだよ。
証券マンのいいなりに買ってはダメですよ。
お金に余裕のある高齢者は、ターゲットにされないように気をつけましょう。
数字に強いよし子さん(仮名)88歳。
よし子さんは長年会計事務所に勤め、数字にとても強く、85歳までパソコンを使用して株取引をしていました。
株取引をはじめた頃は、証券会社の窓口で取引をしていたので、ネットで取引するようになってからも、証券会社の営業マンから、いろいろな商品を勧められていました。
一緒に住んでいる息子さんも、株取引には詳しく、よし子さんのいいアドバイザーだったようです。
そのため、証券マンのいいなりにはならず、自分で考えて株の売買をしていました。
最近は、物忘れが出現して株取引はやめたそうですが、株取引で得た利益は1億を超えたそうです。
やはり、証券会社の営業マンにそそのかされて売買するのではなく、自分で考えて株取引したほうが結果がでますね~
これまで、株取引をしたことがない人が、退職金を手にしたときに、銀行などから勧められて株取引を始めて、大金を失ったという話はよく聞きます。
高齢者の皆さん、株の知識がないのにいきなり株取引に大金をつぎこまないように気をつけましょう。