カンファレンス出席者の人のなかに、新型コロナウィルスを感染している人がいたことが発覚。
2週間ほど前に、市内の総合病院のソーシャルワーカーからの依頼で、カンファレンスに出席しました。
カンファレンスは、入院した利用者さんが、退院後に自宅に戻るか、施設入所を検討するか、退院後に自宅に帰るのであればどのような支援や介護サービスが必要かなどを、本人、家族、病院のスタッフや専門職などが一同に集まって話し合いをすることを言います。
その時の出席者は、本人、息子夫婦、病院のソーシャルワーカー、看護師、リハビリスタッフなど8人でした。
せまい部屋で換気もしていない状況ではありました。
カンファレンスを終えて4日後に、カンファレンスに出席していた息子さんが発熱。
その6日後にPCR検査をしたところ、新型コロナウィルスに感染していることが分かりました。
そのことが病院関係者に周知されたのが、さらに5日後。
カンファレンスが開催された日から、2週間以上も経っていますが、病院では大騒ぎとなりました。
もし、クラスターが発生したら大変なことになるからです。
カンファレンスに出席していた人たちは、濃厚接触者ではないけれど、全員検査を受けることになりました。
検査方法はNEAR法で、綿棒を鼻の中に入れて検体を採取し、20~30分ほどで結果がでるとのことでした。
検査後、いったん病院を出てから45分後くらいに検査結果の電話をいただきました。
結果は「陰性」
こんなに早く結果がでるのであれば、疑わしい人はどんどん検査をした方がいいのではないかと思いました。
「新型コロナウィルス感染症を疑う症状があると医師が認めた人」や「保健所から『濃厚接触者』と指定され、PCR検査を受けるように指示された人」以外は、PCR検査は医療保険が利用できないので、検査代は高くなります。
緊急事態宣言が出されても、入院患者が退院するために必要であれば介護保険のサービス調整をしなくてはいけません。
そのため、医療スタッフのほかに、ケアマネジャーや福祉用具事業所、介護サービス事業所の職員なども「不要不急ではない」外出をするしかありません。
近隣の介護施設では、新型コロナウィルスのクラスターが発生し、危機的状況です。
入所者の他に、介護職員も多数感染していることが分かりました。
このクラスターが発生した介護施設では、いったい誰が入所している高齢者のお世話をするのでしょう。
ちょっと咳が出るから心配。孫にうつしたら大変だから、PCR検査を受けたいな。
自費だと20,000円くらいかかりますよ。
新型コロナウィルスの感染をこれ以上拡大させないために、少しでも症状のある人はすみやかにPCR検査が受けられる体制を、厚労省は考えてほしいな~