高齢者のマスク着用
新型コロナウィルスの感染予防には、不織布マスクの着用が有効です。
介護職員や相談員、その他高齢者と関わる仕事をしている人は、必ずマスクをしています。
ディサービス利用の時
ディサービス利用の時には、利用者さんにもマスクをしてきてほしいですね。
マスクをしてディサービスにくる利用者さんもたくさんいますが、入浴のときや食事のときにはマスクを外します。
そのマスクをいつの間にか、隣に座っている利用者さんがしていることがあります。
これって、よけい感染拡大になってしまうんじゃない?
ディサービス利用の方は、持ち物に名前を書くようにスタッフから言われていると思います。
でも、不織布マスクには名前は書きませんよね。
特に認知症がある場合には、マスクが誰のものかわからなくなってしまいます。
介護職員のみなさんは、目を離さないようにしましょう。
施設の中では
介護施設に入所している利用者さんは、ほとんどの人がマスクをしていません。
厚労省から施設入所の利用者さん向けに、布マスクが送られてきましたが、実際にその布マスクをつけている利用者さんは少ないですねぇ。
「マスクをする。」という行為を理解できていない人もいます。
施設入所をしている人の中には、家族が不織布マスクを持ってきて、きちんとマスクをしている利用者さんもいます。
しかい、特養(特別養護老人ホーム)のような介護度の重い利用者さんが入所している施設では、マスクをしている人はほとんどいないのが実情です。
ホールでせき込んでいる利用者さんを見ると、「マスクをしてほしな~」と心の中で思ってしまいます。
ショートステイを長期利用中のさよさん(仮名)88歳。
さよさんは、認知症棟のある老健(介護老人保健施設)に入所申し込みをしており、入所できるまでの間、ショートステイを利用しています。
さよさんは認知症があり、分からないことが増えてきました。
ショートステイは在宅サービスなので、さよさんのように長期で泊っている人もいれば、自宅で生活している人もお泊りにきます。
頭のしっかりしている人も利用するので、きちんとマスクをしている人もいます。
さよさんは、マスクを持っていないのですが、いつの間にかマスクをしていることがあります。
きっと、だれかがテーブルの上に置いたマスクをしているのだと思うけれど・・・
感染拡大しちゃうよ~
厚労省から届いた布マスクを、スタッフがさよさんに渡しました。
ある日、さよさんを見たら、真っ黒に汚れた布マスクをしているではないですか。
施設では、自宅のように毎日洗濯するわけではないので、仕方がないのかもしれません。
でも、これでは不潔でしょ~
新型コロナウィルスとは違う菌が、体内に入ってしまいそうです。
介護職員のみなさん、どうか気づいてあげてください。