ケアマネジャー(介護支援専門員)の資格は国家資格ではない。
ケアマネジャーの資格は、都道府県知事の登録を受ける公的資格になります。
国家資格ではありません。
介護福祉士や社会福祉士、看護師などは国家資格なのに、ケアマネジャーの資格はどうして国家資格ではないのでしょう。
結構むずかしい試験だったんだけどな~
ケアマネジャーとして働くためには、試験に合格してから何日も研修を受けて、やっとケアマネジャーと名乗れるのです。
ケアマネジャーは最初の研修もなかなか大変なのに、5年ごとに更新があります。
初めての更新時には、現任専門研修課程Ⅰが56時間、現任専門研修課程Ⅱが32時間、両方で88時間の研修を受講しなければ、ケアマネジャーの資格は更新できません。
更新研修を受けなければ、ケアマネジャーとしての業務に就くことができません。
主任ケアマネジャーも5年ごとに更新があります。
主任ケアマネジャーの更新研修を受けた人は、通常のケアマネジャーの更新研修は免除になります。
更新のたびに、高い研修料金を支払わなくてはいけないし、膨大な提出物もあるのです。
研修料金を自分が勤務している事業所で払ってくれるところはいいですが、自腹のケアマネジャーもいます。
介護保険制度は、3年ごとの改定があり、勉強することは確かにたくさんあります。
しかし、それは医療保険でも同じこと。
医師や看護師、医療ソーシャルワーカーとして勤務する社会福祉士は、国家資格であり研修の義務もないのに不公平ですよね~
もちろん、研修が義務ではなくても、日々医療職の人たちはいろいろな研修に参加して勉強していますが・・・
今年は、新型コロナウィルスの影響で、いろいろな研修が中止となり、ケアマネジャーの更新研修はオンラインで行うことになりました。
それでも期日までにユーチューブで講義をいくつも聴講したり、膨大な資料の提出があります。
ケアマネジャーの更新研修、もっと簡略化できないものですかねぇ。
厚労省のエライ人たちにお願いしたい。
ケアマネジャーの資格を国家資格にしてください。