介護に正解はないのだ

介護分野で勤務し20年。自宅で介護をしている方や介護職員のみなさんに、役に立つ情報を発信していきま~す。

ショートステイの相談員に嫌われると・・・

ショートステイとは

ショートステイは、ご家族がお留守の際や介護負担軽減、施設への入所待ちにお泊り頂ける施設で、1泊2日から利用できます。

介護保険の場合、通常は担当のケアマネジャーに相談して、ケアマネジャーからショートステイの事業所に予約を取ります。

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どこのショートステイでも、ベットの数には限りがあります。

利用したい日の直前でも、部屋が空いていれば予約できますが、2ケ月先の予約だとしても部屋がいっぱいであれば、キャンセル待ちとなるでしょう。

当日までキャンセルがでなければ、お泊りすることはできません。

ケアマネジャーがショートステイの相談員に嫌われてしまうと・・・

すべてのショートステイの相談員がそうではないと前置きしますが、ケアマネジャーがショートステイの相談員に嫌われてしまうと、部屋が空いているのに「部屋がいっぱいで予約できません。」とウソをつかれて、予約してもらえない場合があります。

利用者さんやその家族も同様です。

たとえば、体調が悪くなり受診の必要があっても、家族が来ないことがたびたびあったり、無理なことを言う家族や、他の利用者さんとトラブルの多い利用者さんも断られることがあります。

その時の決まり文句は、「部屋がいっぱいです。」

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 ショートステイの相談員に嫌われてしまったケアマネジャーの鈴木さん(仮名)

鈴木さんは、看護師の資格もあるケアマネジャーです。

以前、あるショートステイの相談員にウソをついて、その系列の特養に利用者さんを入所させたことがありました。

そのことを知ったショートステイの相談員が、鈴木さんの勤務する事業所の管理者に放った一言が、「今後は鈴木さんからの依頼は、考えさせていただきます。」でした。

それから1年後。

そのショートステイに、鈴木さんが長期で利用したい利用者さんの相談をしたところ、相談員から「部屋がいっぱいで受けられません。」と断られてしまいました。

あれ、たしか5部屋空いているって言ってなかった?

そうです。

ショートステイの相談員は、以前鈴木さんにされた仕打ちを忘れてはいなかったのです。

ショートステイとしては、部屋を空けておけばその分減収になりますから、依頼があれば喜んで受けてくれるはず。

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よっぽど鈴木さんのことを嫌いになってしまったのでしょう。

その後、鈴木さんは他のショートステイを捜しましたが、なかなか受けてくれるところが見つからず、困っていました。

きっと他のショートステイでも、たびたびトラブルがあるのでしょうね。

ケアマネジャーとショートステイの相談員の関係。

お互いに持ちつ持たれつの関係でいたいですね。