パソコンのスキルが、とても低い上司にあたってしまったら。
パソコンが不得意な管理者が、直属の上司になってしまいました。
今どきは、ワード、エクセル、パワーポイントくらいは、誰でもできますね。
もちろん、パソコンを使わない仕事をしている人は、まったくできないこともあるでしょう。
しかし、介護施設の相談員や居宅介護支援事業所のケアマネジャーであれば、パソコンを使用しての一通りの業務があります。
その事業所の管理者である一番エライ人が、パソコンが苦手だと、周りにいる人たちは通常の業務の他に、「上司にパソコンを教える。」という余計な仕事が増えてしまいます。
「この表の下に、もう一列増やしたいんだけど。」
「円グラフってどうやって作るの?」
そのたびに呼ばれていたら、自分の仕事が進みません。
ここは、おばちゃんが通うパソコン教室ではありません。
と、心の中で思うけど、相手は一番エライ管理者様。
親切丁寧に教えてさしあげるしかありません。
最近は、新型コロナウィルスの感染予防のため、会議や研修がオンラインで行うようになりました。
パソコンが苦手な管理者は、「zoom」を使うだけでも大騒ぎになります。
「ねぇねぇ、ウィンドウズ10にするには、ミクロソフトでやればいいの~?」
って・・・
それはmicrosoft マ・イ・ク・ロ・ソ・フ・トって読むのよ~
事業所が介護保険で収入を得るには、都道府県ごとに設置している国保連(国民健康保険団体連合会)に毎月請求する必要があります。
以前は紙、CD-romなどで請求することができたのですが、現在はインターネットを通じて請求することになっています。
何回教えても、パソコンの苦手な管理者は、国保連への請求業務が覚えられません。
そんなに複雑ではないんですけどねぇ。
きちんと請求できないと、入金されなくなってしまうので、構えちゃうのかな。
月に1度だから、忘れちゃうのかな。
ひどい上司になると、自分が出席する経営会議の資料や、主任ケアマネジャーの更新研修の資料を、部下の相談員や事務員、他のケアマネジャーに作らせる人もいます。
また、お役所へ提出する面倒な介護保険関係の資料も、パソコンで作る場合が多いので、パソコンの苦手な上司の場合は、周りの職員が大変です。
パソコンが苦手でも、これくらいの資料は自分でつくりましょうね、管理者様。
将来、自分が管理者となったときには、面倒な書類作成などを人に押し付けることをしないように、パソコンのスキルを上げていきたいと思います。