高齢者はどこでどうやって新型コロナウィルスのワクチンを接種しているのか。
歩ける高齢者の方は、病院や集団接種会場などで新型コロナのワクチンを接種することができます。
しかし、寝たきりの状態の方や車イスが必要な歩行状態の方はどうすれば新型コロナのワクチンを接種することができるのでしょうか。
大勢の人が集まる場所で、要介護状態の高齢者を介助をするのも大変です。
地域の総合病院の例
私の住んでいる地域にある総合病院では、在宅で生活をしている利用者さんが、同じグループ内のディサービスやショートステイを利用している場合には、主治医が他の病院の医師であっても、事前にワクチンの接種券を提示し申し込みをすることで、サービス利用中に医師が来て問診し、ディサービスやショートステイに所属している看護師がワクチンを打っています。
このサービスは、家族も助かりますね。
こういう時には、やはり大きな病院の関連事業所を利用するメリットがあるな~と感じます。
寝たきりの人のワクチン接種
私の周りの自宅で生活している寝たきりの高齢者の方は、訪問診療を利用して定期的に医師の診察を受けていれば、訪問診療の医師がワクチンを持ってきて自宅で接種できました。
訪問診療を利用していない人は、介護タクシーを利用して病院でワクチンを接種しています。
88歳の義母の場合
義母は介護老人保健施設に入所中なので、わりと早い時期に施設内でワクチンの接種ができました。
81歳の母の場合
私の母は介護保険の認定を受ける前の「介護予防・日常生活支援総合事業」を利用してディサービスを利用しているレベルの高齢者です。
市内にある総合病院を予約して、姉の付き添いでワクチンを2回接種しました。
先週2回目のワクチン接種が終わったのですが、翌日弱弱しい声で
お熱があって具合が悪いの。
と電話がありました。
高齢者でもお熱が出るのね。
37.1度の微熱だけれど、普段のお熱が35度台なのでものすごく熱があるような感じがするらしい。
翌日にはすっかり元気になっていて安心しました。
近所の個人病院で65歳以下の人のワクチン接種が開始されました。
近所の個人病院では、通常の患者さんとワクチンを接種する人の出入り口を分けていました。
駐車場には大きく「ワクチンの接種会場はこちらから」と書かれた案内がありました。
昨日そこの開業医と話す機会があったのですが、
「いや~ワクチン接種には振り回されているよ。ワクチンが入ってこなくて困ったよ。」
と少々疲れた様子。
テレビで報道されているのは本当のようです。
「地域では先生のような医師が必要なの。頑張って!」
と心の中でエールを送りました。