新型コロナウィルス感染症緊急包括支援交付金
政府は「新型コロナウィルス感染症緊急包括支援交付金」を大幅に拡充し、感染による重症化リスクが高い高齢者への接触をしている医療、介護、障害福祉の分野で働く人へ「慰労金」を支給することにしました。
政府は令和2年5月27日に第2次補正予算案を閣議決定し、令和2年6月12日に賛成多数で成立しました。
令和2年度の2次補正予算額は4,132億円。
金額が大きくて庶民の私にはよくわかりません。
今回の交付金は、介護職員への慰労金の他に、感染症対策の支援と介護サービス再開に向けた支援があります。
感染症対策の支援は、令和２年４月１日以降、感染症対策を徹底した上で、サービスを提供するために必要なかかり増し経費が発生したすべての介護サービス事業所・施設などに、感染症対策に要する物品購入 などの経費を助成します。
介護サービス再開に向けた支援は、在宅サービス事業所による利用者への再開支援への助成と在宅サービス事業所における環境整備への助成があります。
飛沫防止用のパネルを購入した事業所は多いですよね。
介護職員の慰労金を受け取れる対象者は？
職種による制限はありませんが、都道府県内で新型コロナウィルス感染症患者１例目発生または受入日のいずれか早い日から、 6/30までに10日以上勤務していた人が対象です。
介護・障害福祉の事業所に勤務している人であれば、直接介護をしてしていない相談員や事務員も給付の対象です。
ケアマネジャーも対象となっています。
介護職員の慰労金は、いくらもらえるの？
新型コロナ感染者が発生した事業所や、濃厚接触者に対応した事業所の職員は20万円。
感染者も濃厚接触者もいない事業所の職員は5万円。
介護職員の慰労金は、いつもらえるの？
申請は自治体ごとなので、いつもらえるかは都道府県ごとに多少のずれはあると思います。
5/27に予算案が決定してから4ケ月。まだ、慰労金をもらった介護職員はいません。
私が勤務する事業所では、申請は済んでおり、11月末に職員に支給してくれるそうです。
