介護の仕事
介護の仕事というと、汚い、きつい、重労働などというイメージを持っている人も多いと思います。
しかし、働き方によっては、介護の仕事と言っても、重労働とまではいかない仕事内容もあります。
また、資格がないと介護の仕事はできないと思っている人もいると思いますが、勤務する事業所の形態や、勤務内容で資格のない人でも就労は可能です。
介護の施設は、寝たきりなどの介護度の重い人が入所する施設から、元気な人が通うディサービスがあります。
また、身の回りのことはできるけれど、認知症があって1人では生活ができない人が入所する施設など、介護施設や介護事業所には、介護度の軽い人から重い人までさまざまな利用者さんが利用しています。
必ずしも重労働な介護施設ばかりではありません。
新型コロナウィルスの影響で、仕事がなくなってしまった人もいるでしょう。
もし、お年寄りが好きで体力にも自信があれば、介護の仕事をしてみてはいかがですか?
特養(特別養護老人ホーム)やグループホーム、ディサービスは資格がなくても働くことは可能です。
運転に自信があれば、ディサービスの送迎の仕事があります。
食事作りが得意であれば、サ高住(サービス付き高齢者向け住宅)やグループホーム、ディサービスなどで、食事を作る仕事もできそうですね。
資格がなくても介護の仕事ができるのかい?
大丈夫ですよ。ただし高齢者の自宅を訪問するヘルパーさんは、資格がないとできないです。
また、サ高住もヘルパーを兼ねて勤務している人が多いので、介護の資格が必要になる場合があります。
資格があったほうが重宝される
資格がなくても介護の仕事に就くことはできますが、採用する側としては介護福祉士などの資格を持っている人のほうが、算定できる加算が増えるので、やはり資格はないよりはあったほうがいいです。
例えば、サービス提供体制強化加算が算定できるディサービスやグループホームでは、介護福祉士が50%以上配置されていると利用者1人あたり18単位、40%配置されていると12単位算定できます。
さらに勤続3年以上の従業員が30%以上配置されていると利用者1人あたり6単位が算定できます。
算定できる加算が増えれば、事業所としてもそれだけ収入がアップしますから、やはり介護福祉士などの資格があれば重宝されますね。
働きながら介護福祉士資格を取得できる
資格がなくて介護の仕事に就いた人も、働きながら資格取得を目指しましょう。
介護福祉士の受験資格は、
または、従業期間3年かつ従事日数540日以上+介護職員基礎研修・喀痰吸引等研修と定められています。
私もヘルパー2級の資格を取得後、実務経験だけで介護福祉士を取得しました。
私が介護福祉士の資格を取得したときには、実務者研修の必要がなかったのですが、平成28年から受験資格に実務者研修が必要になってしまったのです。
実務者研修の研修期間は450時間、6ケ月と定められています。
すでに取得している資格によって受講する科目が免除されますので、介護職員初任者研修やヘルパー2級をもっている人は6ケ月かからないのですが、無資格の人は6ケ月必要です。