外国人介護職員と高齢者とのコミュニケーション
高齢者の介護にコミュニケーションは欠かせません。
上手にコミュニケーションをとることで、信頼関係もできてきます。
最近は、外国人の介護職員が増えてきました。
介護職員不足の中、本当に助かっています。
母国では、相当優秀な成績をおさめている若い方も、たくさん日本に来ています。
EPA(経済連携協定)に基づく外国人介護士であれば、資格取得を目的としているので、介護福祉士の資格取得後は永続的な就労が可能です。
ただし、一定の期間中に資格が取得できなければ帰国します。
日本の介護福祉士養成校に通う外国人留学生は、卒業して介護福祉士を取得すると、「介護」という在留資格を取得できます。
また、技能実習制度を活用した外国人の技能実習生や残留資格(特定技能1号)を持つ外国人は、最長で5年間は就労することが可能です。
昨年11月にベトナムからはるばる日本にやってきたマーさん(仮名)22歳。
マーさんは、母国語の他、英語はすこし話せますが、日本語はほとんどわかりません。
笑顔がかわいくて、仕事も一生懸命です。
でも、仕事をする上では、やっぱり言葉の壁ってあるのよ~。
数か月たったころには、簡単な日本語も話せるようになり、職員同士ではなんとかコミュニケーションがとれるようになってきました。
さらに数か月がたち、マーさんが日本にきてから9ケ月がたちました。
介護の仕事にも慣れ、高齢者の食事介助や入浴介助、トイレ介助も問題なくできています。
しかし、高齢者とのコミュニケーションがとれません。
日本人介護職員がそばにいるときには問題ないのですが、マーさん一人のときには、認知症のある利用者さんはおちつかなくなってしまいます。
マーさんも認知症のある利用者さんに、なんと声掛けしていいのかわからず、笑顔でそばにいるだけ・・・
利用者さんは「あなたじゃだめなのよ~」と。
やっぱり、人と人が通じる「こ・と・ば」って大事なんだよな~