訪問マッサージとは
「長期の入院」「長期の安静状態」「寝たきり」からくる関節の拘縮、筋肉の萎縮や血行障害などの症状の方にあん摩マッサージ指圧師の資格を持つ施術師が、自宅や施設に来てマッサージをしてくれます。
主治医の同意書を病院からもらえれば、医療保険が適用となります。
対象となる方は、
・脳血管障害及び後遺症
・中枢性神経疾患
・慢性関節リウマチ・脊椎損傷
・変形を伴う関節拘縮・筋力低下
・医師がマッサージを必要と認めたとき
となっています。
局所について
身体を5つの局所(①躯幹、②右上肢、③左上肢、④右下肢、⑤左下肢に分けます。
その局所に対し、医師が同意した箇所がマッサージの対象となり、局所の数をもとにマッサージの料金が算出されます。
令和2年12月1日から医療保険の訪問マッサージの料金が改定されました。
これまで施術料金が1部位340円でしたが、350円に上がります。
往療距離が4km超えた場合の料金が2,700円 ⇒ 2,550円に下がります。
1部位10円上がりましたが、医療保険が利用できますので往療距離が4kmまでの1割負担の人であれば、5部位マッサージをしても5円負担が多くなるだけですから、それほど変わりませんね。
5部位マッサージをして350円×5部位で1,750円。
往療距離が4kmまでは2,300円。
両方で4,050円ですから、医療保険が1割負担の方であれば、405円で利用できます。
ただし、医師の同意書が必要なので、医療保険で訪問マッサージを利用したい方は、主治医に相談しましょう。
肩こりがひどいから、マッサージを受けたいなぁ。
その場合は、医療保険は利用できないので、自費になりますね。