社会福祉士とは
社会福祉士は、様々な理由により日常生活を送ることが困難になった人の相談に応じ、助言や指導をおこない、福祉サービスや保健医療サービスとの橋渡しをする仕事です。
社会福祉士は国家資格ですが、医師、看護師のような「業務独占資格」ではなく、「名称独占資格」です。
そのため社会福祉士の資格がなくても業務につくことはできますが、資格を保有していなければ「社会福祉士」を名乗ることができません。
2020年度の社会福祉士の試験の合格率は29.3%ですから、10人のうち3人しか受かりませんね。
社会福祉士は高卒でも受験できる
社会福祉士の試験を受けるにはどうしたらいいか。
福祉系の4年制大学で必要な科目を履修すれば、受験資格が得られます。
でも、ワタシ高卒。
今さら大学に通うお金も時間もない。
しかし高卒でも社会福祉士に合格することができたのです。
私が社会福祉士受験資格を得たルートは、
相談援助実務4年
⇓
一般養成施設等1年以上
です。
まず、ケアマネジャーとして4年間の相談援助実務経験を積みました。
その後、日本福祉教育専門学校の通信教育で1年6ケ月勉強し、受験資格を得ました。
通信教育なら働きながら勉強できますからね。
社会福祉士受験資格を得るための通信教育のお金
私が日本福祉教育専門学校を選んだのは、ネットでいろいろ調べてみて一番安かったからです。
通信教育の費用は24万円でした。
テキスト代は別に6万円弱ほど支払いましたが、それでも他の通信教育に比べたら安かったですね。
通信教育の終了後に教育訓練給付金制度の申請をしましたので、実際にはもっとかかっていません。
日本福祉教育専門学校の通信教育に入学したのは4月。
1年6ケ月後に卒業です。
テキストに沿って定期的にレポートを郵送で提出し、赤ペン先生が添削して戻してくれます。
レポートの提出回数は全部で7回。
そして1年6ケ月の間に、指定された日に7日間スクーリングがあります。
スクーリングは高田馬場にある教室で講義を受けました。
たったこれだけで社会福祉士の受験資格が得られます。
まあ、受験資格は得られても試験に向けて勉強しなければ簡単には受かりませんけどね。
福祉系の大学を卒業して受験資格を得ても、社会福祉士の試験に受からない人はたくさんいます。
10回以上受けても受からない人もいます。
でも、あきらめないで。
努力したことは絶対ムダではないのです。
ちなみに私は2回目の試験で合格しました。
1回目の試験の時には、結構勉強したのですがおしいところで不合格。
2回目の試験の時には、仕事が忙しくあまり勉強できなかったのですが、「ケアマネだったら当然知ってるよね。」的な問題が多く出題されていて、とてもラッキーでした。
社会福祉士の出題範囲は多岐に渡りますから、すべての問題に正答するのは無理でしょうが、150問のうち18科目群のすべてで最低1問は正解することが合格基準に含まれますから、広い知識が求められていますね。