ディサービスや訪問介護のヘルパーさんを「当日キャンセル」するということ。
介護保険の認定を受けて、ケアマネジャーにケアプランを作成してもらい、介護サービスを使い始めると、毎月利用票(予定が組まれたもの)が作られます。
介護サービス事業所にも、同じ内容で予定が組まれた提供票というものが、ケアマネジャーより届きますので、その予定にそって介護職員などの人員を配置しています。
介護サービスを利用している利用者さんのなかには、予定していた当日に急に具合が悪くなってしまう人もます。
その場合は、当日キャンセルしても仕方がありません。
「今日はなんとなくディサービスに行きたくないなあ。」と思ったり、「今日は出かけたいからヘルパーさんはキャンセルしたいなあ。」と思う日もあるでしょう。
また、精神的な問題で気分が乗らないこともあるでしょう。
当日キャンセルとなった事業所は・・・
当日利用者さんや家族から電話があり、キャンセルとなったディサービスや訪問介護事業所、訪問看護・訪問リハビリなどは、キャンセルとなった分、減収となります。
1人くらいキャンセルしてもいいだろうと思うかもしれませんが、ディサービスでは1日の利用人数の上限が決まっていますから、他に利用したい人がいても枠が空くまでお待ちいただいています。
もし要介護3の人が急にディサービスを休めば、その事業所は約1万円の減収になります。
小さい事業所では、職員の給与を考えれば、この1万円の減収は痛手です。
訪問介護であれば、身体介護の1時間を急にキャンセルされれば、約4,000円の減収です。
その時間、確保していた登録ヘルパーさんは無収入となります。
訪問看護であれば、1時間を急にキャンセルされれば、約8,500円の減収になります。
ご利用者さんは、介護保険の負担割合分しか支払っていないので、あまり気にならないかもしれませんが、キャンセルになると介護事業所は介護保険分の10割が入ってこないのです。
体調不良以外の当日キャンセルは控えましょう。
訪問介護を利用する予定当日になって、家族の仕事が休みになったからと当日キャンセルをする人がいます。
「家族がいるのに、ヘルパーさんに来てもらうのは悪いから。」
というのですが、訪問介護事業所はその分減収になってしまうことを忘れないでください。
介護サービスのキャンセルは、遅くても前日までにしましょう。
今まで、簡単にキャンセルしていて、申し訳ない事をしちゃったな。
具合が悪いときには、当日キャンセルしてもいいのですよ。
当日に体調が悪いときには、当日キャンセルも仕方がありません。